時間術大全 人生が本当に変わる「87の時間ワザ」 を(4年ぶり、二週目)読んだ。
近年の自分の嗜好として、SNSでの滞在時間を極力減らしたいと思っていたが、それにピッタリと当てはまる書籍だった。
実際4年ほど前に一度読んでいたが、Kindleの書籍一覧画面をスクロールしていたら目に映り、あぁこの本よかったよなと思い出し、また読みたくなったので読んだ。
読んだ動機としては、最近不毛な時間をスマホで浪費して、その後に後悔するということが多くなってきたので、再び喝を自分に入れるつもりで本を読み直した。
一定期間を過ぎて、再び読んでも学びがある本は本当に良い本だなと思う。
本の内容は3行でいうと、
- 最近のWebサービス(そしてアプリ)は世界最高の頭脳をもつ人たちが、本気で可処分時間を奪おうとしているので距離を取ろう
- アプリは可能な限り消して、極力使いにくくする。やむなく使わざるを得ない場合が来た場合にのみ使おう。
- 自分の時間を取り戻そう
やったこと
- スマホにあるアプリを可能な限り消した
- 自分は、職業柄アプリを使い込んで自社アプリのドッグフーディングをよくするのだが、その目的以外のアプリは極力消した。
- 基本的にはWebアプリから使えるのでアプリはほとんどの場合必要ない
- ウェブブラウザなどでSNSへのアクセスができなくなるように制限をかけた
- SNSのDMなどで連絡したい場合のために制限を緩めていたが、あらためて制限をきつくした。
- Habitify という習慣化アプリで、自分が習慣的にやりたいことを登録して、フリクションなしに達成できるように工夫した。
- Obsidian で毎月実現したいことを見直すノートを作って、毎日見ることにした(これは紙のほうが良いかもしれない)
効果
不毛な時間をスマホで過ごして、その後に後悔することが減った(と思う)。ちょっとした時間にKindle で読書する習慣ができた。また、子供の寝かしつけを終えるのが21時頃で、その後2-3時間程度毎日自由時間があるのだが、その時間に読書や趣味プログラミング、勉強などがMPがあるときにできるように。
別問題としてMPをどう維持するかということがあるのだが、それはやはり体力しかない。そこらへんはプリズナートレーニングである程度改善された実感がある。
あと読書習慣を復活できたのは、shopetan さんが読書めっちゃしてて、そうだよな、読書ってたくさん学べることがあるよなとふと思い出せたからです。ありがとう shopetan kikuchi shohei さん。
え??読書習慣復活できたの、この本関係ないやんけ? その通りな気もします。。
Gmail や YouTube を作ってきた人たちが、デジタルデトックスに挑み成功したというのは、矛盾していて面白い。
蛇足
英語の原著の書名は
MAKE TIME HOW TO FOCUS ON WHAT MATTERS ON EVERY DAT
と最高に質実剛健な名前なのだが、日本語に翻訳するとこうすると売れるやろという思惑を感じ取れる署名になっていて悲しい。
が、実際に数週間前に自分が立ち上げた技術書の翻訳プロジェクトでは色気が出たので、気持ちは分かる。
どこの記事か忘れたけど、日本語書籍でもほぼ同じ内容でも書籍名をウケる内容に買えたら売上冊数が全然違ったという話を見て、あーソレメッチャワカル!!となった。
ウェブサービスと異なり、書籍名はABテストもできないから売れている書籍を近似した書籍名がひたすらつけられていくことになるんだろうな。